茗荷谷クラブでは、午前中のフリータイム(午後はプログラムタイムです)に、毎回のようにボードゲームやカードゲームをやっています。
どんなゲームをやるか、やらないか、はもちろん自由です。
毎回お部屋に15人くらいの人が集まるので、だいたい3部屋に分かれてゲームをすることが多いです。
もちろん、おしゃべりだけだったり、ギターを弾いたり過ごし方は人それぞれです。
こんなにボードゲームをやっているのに、その魅力について書いたことがなく、今回は挑戦してみます。
その魅力を言葉にするのはとても難しく、メンバーさんのほうがずっと上手だと思うのですが・・。
ゲームは、クラブに50種類以上あります。おおざっぱに括ると、、、
①戦略的に勝負をしていくゲーム
=『カタンの開拓者たち』に代表される戦略的に頭を使って資源を集め、土地を拡大して勝敗を決めるゲームです。
論理的思考が必要で、クラブでは人気のゲーム。うまく交渉しながら、資源を集めます。
「その資源を交換したら、○○さんを勝たせちゃうよ」「えっ?今一番勝ってるの誰?」「やばいけど、ここは自分のことを考えたい」「わかった、じゃ、僕とこれ交換しない?」などの会話がはずみます。
②コミュニケーションしながら、その人の価値観や普段話していないこと、意外なところを知ることができるゲーム
=『アンゲーム』や『ガムトーク』、『サンレンタン』、『ディクシット』など。このジャンルもクラブではとても人気があります。
自己紹介的な要素もあり、コミュケーションが苦手と感じている人も、慣れてくると参加してくれます。
カードのお題について一人がお話しするとそれに関連して自分のことを思わず話して、楽しくなったりします。
『ディクシット』でも、「えー!これ絶対みんなに共感されると思ったのになあ」「わかる、わかる」「どこに注目?なるほどそうかあ。へーすっごいね!」など新たなその人の人柄に触れることができます。
③騙しあい、心理戦ゲーム
=『人狼』や『お邪魔者』に代表されるゲーム。
うそをついて騙したり、うそをついている人を見抜いたりしていくゲームです。
すぐ顔や態度に出てしまう、さらに論理的思考が苦手な私にとってはかなり苦手な部類に入りますが、やるのはとても好きです。
駆け引きのようなやり取りがとても楽しいです。
④協力ゲーム
=『ito』『ジャストワン』『ボブ辞典』などに代表されるゲーム。
みんなで協力して達成感を味わうゲームです。
何とか協力して答えを導き出すことができたときは大きな拍手が起こります。
推理ゲームもみんなで協力しながら推理していくもので、これもとても人気があります。
ゲームはどれも運要素が大きく影響します。
運と、頭を使うことのバランスの塩梅がそのゲームを面白いと感じるかの肝になっていると思います。
頭を使いたくないときは、ただただ運に任せたゲームもいいですね!
ゲームは勝敗を意識しますが、対面で仲間たちとやっていると、勝敗よりもみんなが楽しめるようにゲームを進めようとする利他的な行動がみんなの中に生まれ、増えてきます。
これは、茗荷谷クラブでの実感です。
とにかく、めちゃめちゃ楽しい!
(※茗荷谷クラブに常備しているゲームの一部です)
ボードゲームについて考え、調べていたら、ネットで見つけました。
『2023年11月、〈河出書房新社〉より発売された新書『ボードゲームで社会が変わる 遊戯するケアへ』は、近年の流行についての分析や、往年の名作ゲーム解説を通じて、ボードゲーム体験の「本質」を問う一冊です。「能力至上主義」ともとらえられる現代社会の中で、対面で一緒に遊ぶことがどんな効能をもたらすのか、さまざまな角度から考え「ボードゲームを思想にする」ことを目指して著されました。』
『個々の人生に努力や才覚ではままならない運・不運があることを皆が了解する社会は、すべての成功や勝敗を個人の資質や努力に還元したり、すべての失敗を個人の自己責任に帰したりする態度に歯止めをかける。』(ネットから引用)
すみません!まだ読んでいません。これから読みます。
チーフスタッフ 井利由利
ボードゲームさいこーーーー!!
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