2020年5月8日金曜日

チーフスタッフのコラム&トピック【2020年5月8日号】



■コロナ禍について


4月8日に緊急事態宣言が発出され、茗荷谷クラブも居場所活動の休止、相談室も閉室としました。


そして、5月6日に緊急事態宣言が5月31日まで延長されました。


この事態に、茗荷谷クラブとしてどのように対処するか、スタッフで話し合いを重ねてきました。


5月7日から、相談室では、電話相談を受けることになりました。


スタッフが職場へ行くことを避けるために、SUBLINEの電話を取得しました。また居場所は、オンライン居場所を試行的に行うことになりました。


自粛が長引く中、少しでもつながりを取り戻したい想いがあります。


ただそこに来て、なんとなく集まって、たわいのない話をしたり、ゲームをしたり、お茶を飲んだりというフリーな居場所は、安心・安全な場としての機能を果たし、


ただ、それだけでも意味がある…ものであったのに、


3密、ソーシャルディスタンスなど、人との接触に安心感が持てないことになりかねません。


「Afterコロナ」において、最も懸念しているところです。


時代はオンラインにぐっと傾くかもしれない、、、でもコロナが終息した折にはその反動として、私たちは、生身の人が触れ合うことのできる居場所の重要性をもっと肌で感じていることになるのかもしれない。


東畑開人氏がいみじくも語っているように(4月19日 毎日新聞)私たちは「オンラインで十分ではないか」という声にあらがうために、人と人とのつながりについて思索を深める必要があります。



すでに生まれたときからオンラインに囲まれてきている人たちは、確かに私と違う世界に生きているのかもしれません。


共通する部分もあるとしても、その人間関係のあり様は確かに変容しているでしょう。


その中で「つながり」の大切さをどう論立てていくか、実に興味深くもあり、今感じている「わからなさ」を共有し、考え続けたいと思います。


幸い、スタッフみんなが、在宅勤務の中、一緒に考えてくれています。仲間がいることの心強さを肌で感じます。


最後にジャック・アタリ(経済学者・思想家・フランス)がTV(NHK 4月17日)で述べていたことを紹介します。


「これからは利他主義の時代」

「利他主義とは他者のために生きるという人間の本質に帰るものである」

「協力は競争より価値がある。しからば利他主義は最も合理的な利己主義である」

「これからは命の産業が発展する。医療機器、病院、住宅、良い飲料、水・・・」。


キーワードとして「共感のサービス」「ポジティブな社会」と述べました。


ポジティブは楽観主義(オプティミズム)とは違います。


楽観主義が自分では何もせずに楽観視するのとは違い、ポジティブとは、自らが参加してより良い方向へ変えていけるとする考え方であると教えてくれました。


こういう時だからこそ、ポジティブに行きたいですね!


茗荷谷クラブチーフスタッフ  井利由利

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