2021年2月27日土曜日

朝霞つれづれ

こんにちは。朝霞農園がゆえあって、近所にお引越しをしました。

どんなところかとぶらりと探訪いたしました。


以前つくった小屋と、増設された小屋があってのほほんとありました。



この近くは本当に静かで、無音。車の音も遠くにあり、人の声もなくひっそり。

それだけでもなんだか癒されます。

そんな中、風が吹くとカラカラ音がなるものがあります。

前この畑を使っていた人のお土産、風見鶏です。



人がいようといまいと、ひたすらと回り続けています。

農業スタッフの大川さんが、これは風力発電に何か使えないかとあれこれ考えています。

この雄大な空間の中、そういうことを考えさせてくれる素敵な仕掛けです。


ちなみに大川さんは回っている羽に手を突っ込み、痛い思いをしたそうな。

かわいそうに。


増設した小屋の中にあった、材木置き場を解体し、二人でぱっぱっと整理しました。

そして、「ここをどう使おう?」。



探訪したK氏は、都会に疲れていたので「住みたい」という発想しか湧いてこなんだ。

大川さんも引っ張られたのか、もしくは都会に疲れていたのか、その方向で話が盛り上がり。

家を求めさせる、そんな開けっぴろげな土の薫りが言葉を弾ませます。


近くのおっちゃんの小屋を見学しにいき、おっちゃんに小屋の作り方を教わりました。

ちなみにおっちゃんの小屋は、鍋やビールもあり、座敷もあり、絵も飾ってあったのです。

このおっちゃんは未来の私かもしれません。


お名前は私は存じ上げません。

でもそれはさして先立つ大切さにはならない、人のまじりでした。


そのおっちゃんに、井戸の作り方も教わりました。

井戸も、作ろう。多分作ります。


そうした話のあとに、大川さんはやるべき日課をこなしていきます。



畑から石・塵をとりのぞく。

米ぬかで作っておいた肥料を土にまき、くわでまぜる。

にんにくなど、霜にやられないようにビニールをかける。

かぶの間引きをする。

じゃがいもを植える量を、隣の別のおっちゃんに聞く。




こうしたささやかな営みが大事だなとしみじみしました。

K氏は体力がないので、半分鑑賞をしておりました。


なんだか他愛もない話をいっぱいしたような気もいたしましたが、忘れました。

心も体もからになる、そんな日常を切り出してくれた土地でした。


また行くことがあると思います。


2021年2月16日火曜日

みゃうが谷倶楽部ショップ@minne OPENしました!

 みなさまお久しぶりです!みゃうが谷倶楽部です☆



緊急事態宣言も発令、そして延長され、なかなか自由がききづらい生活が続いているかと思いますが、みなさまお元気でしょうか?


前回記事でご案内したminneのショップがOPENしました!°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

もう販売も始めています!


ショップのURLはこちら↓↓↓

https://minne.com/@myaugaclub


ミシンとパソコンの台数が限られているため、意外と商品登録に時間がかかってしまっていますが、慣れないながらも、みんなで頑張って商品登録を進めています!


まだ完成している作品のうち、一部しか掲載出来ていませんが、これからどんどん増やしていきたいと思います!


2月いっぱいのOPENを予定しておりましたが、状況も変わり、商品の登録もマイペースにしているので3月末まで延長しようと思います!

(もしかしたらそのまま…)


オンラインでのお買い物に慣れていない方も多いかと思いますが、この機会に体験してみていただけたらと思います!


早くこの状況が落ち着いて、また皆さまと顔を合わせての販売やショップ運営が出来たらいいなぁと思っています(`・ω・´)


ではでは、今回はこのへんで☆

最後までご覧くださり、ありがとうございました!


茗荷谷クラブスタッフ  岩田知子


エッセンシャルワークとなった中間的就労

 こんにちは。

今回は私たちの中間的就労についてお話をさせていただければと思います。


社会の中でどのように生きていくか、その試行錯誤ができる働く場として、茗荷谷クラブは中間的就労という形で実施をしています。


ご本人のペースで取り組めるように短時間であったり、ご本人たちが安心できるようチームで入ったり、見知った人たちでできるように場をつくっています。


そうした中間的就労の場は現在倉庫作業や清掃作業が現在中心です。



そしてその中間的就労は緊急事態宣言中どうなっていたかと言われますと、実施を続けておりました。


と言いますのは、その団体においてとても必要なことであったからです。


中間的就労はご本人たちに利するものと思われがち、なりがちですが、実は団体や企業にとってとても助かっているものなのです。


特に高齢者施設や障害者施設での清掃作業はそうです。


各施設では安定した日常を営む上で、健康を維持する上では清掃作業はなくてはならないものだったのです。


そしてそれは昨今の「リモート化」「デジタルトランスフォーメーション」では代替不可能なものです。


エッセンシャルワーク。


そうした言葉がぴったりきます。

リモートでは代替できない、本質的な人としての営為を実施してくれていると実感しております。


このエッセンシャルワークに従事してくれているメンバーさんたちは、緊急事態宣言中の感染の恐怖と向き合いながら、「仕事」に従事してくれております。


彼らのことを、エッセンシャルワーカーとも呼ぶことができます。


施設からも感謝されておりますし、私たちも「有り難い存在」と思います。


私たちは緊急事態宣言中の現在においても、皆さんが来れる場の選択肢として茗荷谷クラブの居場所を開き続けております。


人と人の出会いを大事にするというのが、私たちのエッセンシャルワークです。


コロナ禍において、様々なものが分断されていきます。


私たちスタッフやメンバーは人が生きていく上で何が大事か、感染予防との葛藤もありながら、エッセンシャルワークを続けていきたいと思います。


皆様の今後の応援を賜りたいと存じます。


茗荷谷クラブスタッフ 倉光洋平

2021年2月5日金曜日

チーフスタッフのコラム【2021年2月】

 今回は、茗荷谷クラブで毎週やっているプログラムの一つを紹介したいと思います。


茗荷谷クラブでは担当スタッフを中心に、工夫を凝らして、認知行動療法や、ストレスコーピング、アンガーマネージメント、アサーションなどの心理的グループワークを茗荷谷クラブ風にアレンジして、独自のプログラムを行っています。


1月にほっとスペースとSSTグループで「ほめ日記」をやりました。


「ほめ日記」とは、自分の「できたこと」「やれたこと」「考えたこと」などを自分でほめる日記です。


人からほめてもらえなくても、自分でほめれば、私たちの脳はただ“言葉”に反応するので、喜ぶそうです。ほめ言葉が脳に与えるパワーのすごさは半端ないと。


そこでメンバーさんとスタッフみんなでやってみました。


まず時間軸に沿って、ある一日の出来事を書きだします。


そして「ほめ言葉やほめる言葉で書く」(例:8時に起きて朝ご飯を作って食べた⇒8時に起きて朝ご飯を作って食べた自分はえらい!)


違和感があってもとにかく書く。できたことだけでなくて、やらなかったこともほめる(例:昨日はビールを1缶しか飲まなかった⇒ビールを1缶だけで済ませた私はすごい!)。


出来事だけでなく感じたことや思ったこともOK(例:ドラマを観て感動して泣いてしまった私って感受性豊かで素敵!)。


これらをそれぞれ発表してグループのみんなに聞いてもらいます。


かなり照れ臭いけれど、思い切って言ってみたら、みんなが「うんえらい!」とか「すごいね!」とか言ってくれて、とても嬉しい気分になりました。


ほめ日記を毎日つけていると(まさに継続が大事だそうです)どういうことが起こるかと言うとまず、


①ネガティブ思考が浮かばなくなる。どうせ自分なんか・・・といったような。


②人の評価を気にしなくなる。評価の基準を自分自身に持ってくることができるので、人にどう思われているかをあまり気にしなくなる。


③周りとの関係が良くなる。自分に優しくなると、人にも優しくなれるので、周りの人もいつのまにか変わってくる。


うーん、確かに!自分の脳は喜び、みんなもとても楽しそうに喜んでいるなあと、とてもいい時間が過ごせました。


いろんな人の日常も垣間見られて理解が深まりました。


コロナ禍でストレスがたまったり、いらいらすることも多い昨今、とにかく、ペンと紙を使って「書く」ってとても大事だと思いました。


そしてそれを人に聞いてもらえたら、もっとパワーをもらえるなあと実感しました。


少しでも、自分も周りの人も幸せになれるように、試してみませんか?


【参考文献:「ほめ日記」をつけると幸せになる! 手塚千砂子 メディアファクトリー】

                            チーフスタッフ 井利由利