2022年6月7日火曜日

6月よりディースタンダード株式会社の実習プログラムが開始しました!

皆さま、2月の社会参加講座にて、ディースタンダード株式会社にお越しいただいたお話を覚えている方はいらっしゃいますでしょうか??
今日はそのお話の続きとなります。

ディースタンダードは15年前より、IT業界で不遇な状態に置かれている若者の育成に取り組み続けており、様々な支援団体と連携しながら若者をサポートし続けている会社さんです。


2月の社会参加講座にて小関代表取締役と池田取締役の両名にお越しいただき、IT企業での就職活動が有利になる実習プログラムについてお話をいただきました。

その後関心のある方々を対象に、4月に見学会を実施させていただきました。
その時は8名の方々が参加。スタッフもこんなに関心を向ける人がいてびっくり。
ふっと関心が向いた人から、どうしようかなと悩んでいるなど幅がありましたが、そうした迷いを許してくれる見学の場を作ってくださいました。

自分のやりたいことがまだ見つからないのだけど、試行錯誤の場はここでよいのだろうか。
何かやってみたいのは確かだけど、ちゃんと通ってできるのだろうか。
本当にプログラミングやパソコンを使う方向で自分はよいのだろうか。
こんな自分は、ここの会社は受け入れていてくれるのだろうか。。。

そんな問いを、それぞれ見学後に携えていたように思えます。
スタッフに相談したり、家族に相談したり、自分の中で問うたり。
見学後の4月・5月はそんな時期であったかと思います。

自分の生き方を自分で決めていくという問いをくぐり抜ける作業は、誰にとっても不可欠で、いわんや茗荷谷クラブに通っているメンバーさんもそうかなと思います。

その過程で、その問いを経て、4名の方々が6月からの参加を表明しました。
一方で、まだ取り組む時期ではないなと思う人、違うなと思った人。
行くか行かないか、それを「自分で決めていく」ことがとても大事だと考えています。

そしてそれを決めるにあたっては、やはり自分の時間・他者との対話が必要です。
ディースタンダードさんは、この開始と導入にあたって上記の事情を斟酌し、柔軟に見学会や説明会等の設定をするとともに、時間の猶予を与えてくださいました。

どうしても、働く現場においては「会社に役立つ人」という眼差しで評価されることが多いと思いますが、ディースタンダードさんは、「この人が社会で羽ばたけるためには」という眼差しで考えてくださっています。
そして有難いことに、ディースタンダードさんの方から「今後もしっかりやりとりし続けていきましょう」とお声がけしてくださっています。

このようにいわゆる私たちのような「支援団体」と、労働市場に参画する「企業」となだらかに接続できることが今の社会に必要、と個人的に考えております。
ディースタンダードさんも私たちの視点を携えてくださっており、上記の仕組みも含めて広く考えてくださっており、とても有難い限りです。

働きづらい若者が働きやすくなること、ひいては生きづらい若者が「生き心地がよくなること」は、誰にとっても悪いことではないと思っております。

この「生き心地がよい」ということは、メンバーさんのお言葉をお借りしました。

では踏み出してくださった方々、違うと決断した方々、受け入れてくださったディースタンダードさんに改めてお礼とエールをお送りさせていただきながら、みなさんと一歩一歩共に歩ませていただければと。

社会参加スタッフ 倉光

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