七夕の願いを、お香の香りのする紙のお札(?)に書いて、小さなお手製の笹につるしました。
ちょっとした、鳥居とか神社の狛犬とか池とかいろんなグッズを小さく粘土で作りました。
‥‥と書いていったい何をしているんだ?と思った人もいるかと思いますが、これはある日の茗荷谷クラブのプログラムの様子です。
5,6人の小グループになって、まったりと願い事を書きました。
自分のこと、世界のこと、欲しいもの、こうなって欲しいことなどなど。
それぞれ粘土でコネコネして七夕的な(?)好きなものを作り、その感触に癒されて、願いごとをたくさん書きました。
これから本番です。ろうそくをともして部屋を暗くし、笹にぶら下がったお札に火をつけ燃やしていきました。中くらいの陶器の小鉢の中でですが。
お札は燃やすと快いお香の香りがします。炎はゆっくりと暖かく燃える予定だったのですが、思いのほか勢いがすごかったりとハプニングもありましたが、みんなの想いよ、天に届け~~。そして願いがかないますように~~。
だいぶ前には、自分の嫌だったこと、苦しみなどを書いて、やはり同じようにしたことがあります。火にくべて燃やしてしまえ!というわけです。
あっ、もちろん宗教とは関係ないです。
自分の思うようにならない事、かなわない願い、不条理で不公平な世の中、とたくさんの苦しみがあります。
こうでありたいけどそうでない自分、自分にOKが出せたらいいけど、とてもそんな気にはなれない・・・。
「こうしなきゃ、こうしなきゃ、こうでなければ・・・!が外れた分、キチンと物事に集中できることに気がつきました」と話された方がいました。
水泳のオリンピック選手だった萩野公介さんが引退後のテレビのインタビューでこんなことを言っていたのを思い出しました。
「水泳のことは水泳で解決するな」
そうコーチから言われ、ひどいスランプに陥っていた萩野さんは、水泳の練習を一切止めて、海外へ放浪したそうです。
何が正解なのか?どうすればいいのかよくわからない…というのが本音ですが、こだわって一生懸命になること、がんばることだけがよいわけではないのだということは分かったような気がしました。
そして、これだけはわかります。
まったりと炎を見ながら、願い事が煙となって消えて、笑いあって過ごした時間はとても心地よかったなと。
私の願いごとの一つは一生の内に象に乗ることです。
むかーし、駱駝に乗りました。めちゃくちゃ楽しかったです。
写真はガイドブックを写メしたものです。
現実になればいいなあ。
チーフスタッフ 井利由利