2023年11月20日月曜日

チーフスタッフコラム 2023年11月

すっかり秋めいてきたというかすでに冬‥って感じですね。。
今回は、ほぼ4年ぶりに行くことができた秋旅行について報告したい思います。

コロナのために休止となっていた一泊旅行をこの度行うことができました!
場所は山中湖、湖畔の丸久というコテージを1棟借り切って行いました。参加者は33名でした。

新宿から高速バスに乗って山中湖平野着。パノラマ台登山に行きました。
登りは道なき道を行く感じで、結構きつい登りでしたが、とにかく空気が違う。
パノラマ台からの景色は素晴らしく、登り切った爽快感がありました。

宿に戻って、食材を切ったりごはんを炊いたり、お肉をたくさん焼いてのBBQ。そして花火。
夜は、自由にボードゲームをしたり、麻雀、おしゃべり。
一応就寝時間は決めてありますが、寝る人、徹夜する人など自身で決めて、自由に過ごしました。

2日目は、朝からおにぎりをたくさん握って暖かいお味噌汁といただきました。
山中湖畔サイクリングをする人、クラフト里ダラスビレッジで作品作りにチャレンジする人、温泉(石割の湯)に行く人と別れて1日、楽しみました。
大きな富士山に見守られながら、天気も空気も最高でとっても楽しかったです。


まさに私にとっても「青春の再体験」でした。

鈴木國文先生が「ひきこもりに何を見るか」というご著書の中で、マニュアル化された社会について述べているところがあり、まさにそうだなあと思ったことがあります。

現代社会はマニュアル化されているため、私たちはマニュアルに従って正確に失敗なく仕事を遂行することが求められている。
本来青年は、失敗や、工夫やチャレンジをしながら、トライ&エラーを繰り返しながら、いろいろやってみて、試してみて、経験する、仕事にしてもそんな「ため」があったのに、今やその余裕もない。

これはまさに青春時代の喪失であり、これが多くのひきこもりを生み出している一つの要因ではないかというものです。

青春時代の喪失…はとても衝撃を受けました。
発達心理学では、青年期はさまざな「役割実験」をしてアイデンティティを獲得していくと言われています。
アイデンティティの獲得は青年期を過ぎても一生涯続くものですが、様々は役割を取りながら、主体的に思考錯誤していくことが成長につながると言われています。

そんな経験がなかなかできない社会であるのなら、自分たちでそのような場を作ればいい、あれやこれや自分で試してやってみる…何が起こるかわからないけど面白い…微力ながら、少しでもそんな経験になれたらなあ(青春の再体験?)と思います。

また、春にも一泊旅行をやる予定です。
良かったら、参加してみくださいね!

チーフスタッフ 井利由利

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