暑い日が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
暑い、寒いの肌感覚は人によって違って、冷房が大好きな私と冷房が苦手な人が一緒に住むとこれは結構大変かも…などと、幸い我が家は一致しておりますが…感じる今日この頃、茗荷谷クラブでは、先日「繊細な私、鈍感な私」というプログラムをやりました。
「HSP」(Highly Sensitive Person)という言葉が流行っています。
興味を持っている方も多いかと思い、今回は自分が繊細だなと思うこと、敏感なところをお話ししてみよう、共有してみようというプログラムです。
実習生の方が一生懸命考えて、スタッフの協力のもと、行いました。
感覚過敏や逆に鈍感な部分は人によってかなり違うということが改めて分かりました。
例えば、同じ「音に敏感」でも音の種類やその程度に差があります。
個人シートにたくさんに自分の敏感な部分(5感や人間関係)を書き込み、発表していく中でまったく同じではないけれど「ある、ある」がたくさんありました。
逆に「あっ、そうなんだ…。」というところも。
自分の感覚って人と違うのかどうかが分からないので、人はこんなにつらくても我慢しているのに、自分は我慢が足りない、、と考える人が多いです。
また、わかってもらいたいのにわかってもらえなかったり、そして、人と接するときに迷惑をかけているのではないかと遠慮して引っ込んでしまうということも多くあります。
「話せて、わかってもらえてよかったです」という感想も多く聞きました。
いろんな人がいてあたりまえと思っていますが、実は、私たちの“想定外”のもっといろんな人がいることを知ることが、自分を知ることにつながります。
そして、自己受容―つまり、他者にわかってもらい受け止めてもらうことが、私がここにいていいんだという「私の存在」そのものを認めてくれます。生きづらさを少しでも解消することに役立ちます。
茗荷谷クラブの特徴なのですが、プログラムは、スタッフも実習生も、一人のファシリテーター(プログラムを仕切る、グループの中の個人にも目を配る人)以外は、同じグループでチームメイトとして一緒に行います。
そこでは、スタッフも、瞬間瞬間の気持ちや感情、そして、自身の悩みや感じていること考えていることを話していきます。
安心・安全な場は、スタッフもメンバー同様に、感情が自然と動き、自分のそのままでいられることが大切だと思っています。
そんな茗荷谷クラブをずっと続けてこられているのも、私が、今も、昔も信頼できるスタッフやメンバーさんに囲まれてきているからだと…感謝!です。
チーフスタッフ 井利由利