2024年9月30日月曜日

ワークショップを開催しました! 相続のあれこれ ~遺言書で贈る言葉~

こんにちは!
今回はゆったりカフェレオン8050のご報告です。

ゆったりカフェレオン8050とは、高齢の親御さん(80歳)やひきこもりがちな中高年のお子さん(50歳)、支援者や地域の人々が集まって、ゆったり過ごす場です。

今回のテーマは「相続のあれこれ ~遺言書で贈る言葉~」
講師として来てくださったG1行政書士法人さんは「遺産相続手続きまごころ代行センター」という遺産相続手続きの代行をする窓口を担っています。
そんな遺言書のエキスパートの方々から遺言書のいろはを学びました!

当日はご家族や支援者の方々がお部屋いっぱいに来てくださり、室内はいっぱいでした。
遺言書に書いておくべきことや注意点、便利で安心な保管制度などなど…
お役立ち情報満載の充実した時間を過ごしました!

講師の方々から重要ポイントや遺言書を書く上でよくある困りごとも教えていただいたり、
参加者の方々からは、実はこんなことがあって…とお話いただく場面もありました。
遺言書について学ぶだけでなく、参加者同士の交流も生まれて和気あいあいとしていました♪

次回以降も皆様にお越しいただける素敵な場所を作ってまいります!


(とてもわかりやすい、手作りの説明ポスターでした!)

茗荷谷クラブスタッフ

畑が使えるようになるまで。

8月は暑さもあり畑に行かなかったのですが、案の定、雑草が生い茂っていました。
その前に雑草を全て刈り耕したのですが、ご覧の通り腰丈の雑草で一面覆われていました。


ちょうどこの日は暑さも残る9月初旬。
まずは草刈り機で雑草を刈っていきます。
ある程度の面積を刈っては雑草を集めてを繰り返して、全面を刈りました。
刈った雑草を端に寄せて、その後は耕運機で土を耕していきます。

最初は雑草があったり土が固いので浅めで全面を耕し、その後もう一段深く、それから更にもう一段深くと3回ほど全面を耕します。
3回目の前には石灰や発酵鶏糞などを全面にまき散らして、畑の㏗の調整やその後の肥料となるべく土と混ぜていきます。
こうして何度も耕して、ようやく使える畑へと生まれ変わりました。


耕運機が小さいのもありますが、何往復もして時間のかかる作業です。
やはり大型機械で大規模にできた方が作業効率がいいですね。

その次に畑に行った際は他のメンバーさんも手伝ってくださり、ダイコン、ニンジン、ジャガイモを植えましたので、ちゃんと発芽していることを願います。
涼しくなり作業はしやすくなったので畑に行くのも気持ち的にラクになりました。

秋ですかね~。

2024年9月11日水曜日

プログラムはおやすみ

こんにちは!
段々と秋の空気感を味わえるようになってきましたね。
先月のほっとスペースはプログラムはお休みして、水曜日も金曜日もフリーの時間を過ごしました。

その中で夏らしいちょっとしたイベントを。

(※去年の写真です)

毎年恒例になりつつある8月のかき氷。
メンバーさんや実習生、スタッフみんなで削りました!
かき氷機で削っている時のシャリシャリという音で、耳から涼を感じます…

今年はスタッフが桃のシロップを手作りしてくれました!
氷を削る人からトッピングする人へ、「桃一丁!」と元気な店員さんのような掛け声が上がっていました(笑)
夏にかき氷!童心にかえった気がして楽しかったです。

8月最終日はフリーデーでした。
定番の麻雀をするほか、なんとゲームを持参してきたメンバーさんが!
実は水曜日にいろんな人に布教してきたそうで、フリーデーに実際に持って来てくれました。
なかなかに盛り上がったようでみなさんとても楽しそうでした♪

さて、9月から再びプログラムが再開します。
月末にはソフトボール大会も!
また来月ご報告いたします!
最後までお読みいただきありがとうございました。

茗荷谷クラブスタッフ

2024年9月10日火曜日

「身体の共鳴」~チーフスタッフコラム 2024年9月

なぜかゴリラに惹かれる。
イケメンゴリラなんてほんと理想的♡

(イケメンゴリラ シャバーニ)

というわけでゴリラについて探っていったら、山極壽一所長(総合地球環境学研究所)のNHKアカデミアに出会いとても感動しました!今回はそれを書いてみたいと思います。

NHKアカデミアによれば、山極氏がゴリラに惹かれたのは、ゴリラの暮らしや生き方を学んで、その中に人間の祖先の暮らしを想像することができる。人間の本性というのが、まさにそこに眠っているからです。ゴリラは私たちの祖先ですものね。

例えば、「胸をたたくドラミングも”相手と戦わずして引き分ける“ためのコミュニケーション」だといいます。
その他、「けんかやトラブルを巧妙に仲裁する」 「ゴリラの民主主義」「ゴリラのオスはとても子育て上手。えこひいきしない。平等な立場でつきあえるように父親は振る舞う」「食べ物を分配する行為」など、人類の本質的な姿がたくさん書かれています。ぜひ、読んでみてください!

しかも山極氏はこう言います。

「ゴリラってね、親しくすると距離がなくなってしまうぐ らい、密接してつきあうことができるようになるんです。例えば雨が降ってきて、私が木のウロの中で雨宿りをしていると、タイタスがやってきて私の肩に両腕を投げかけて…抱き合って 1 時間も一緒に眠るということをやったことがありますけれどね、それだけ親しくなれる。だからゴリラは本当に親しくなると、その暮らしというものを、社会というものを、内側から眺めさせてくれる。そういう存在になるんですね。」

何と!ゴリラと友達になるなんて!

そのためにはどうしたらいいのだろうか?と考えた時、ゴリラは言葉を持たないということを忘れてはなりません。
長い引用ご容赦ください。

「人間は常に言葉を介してつきあうので、ひょっとしたら自然とまともにつきあっていないかもしれない。それがゴリラとは違うところだと思います。例えば、言葉で通じ合わせることをやめて、友達と一緒に夕焼けを見るということをしてみるとよく分かりますよ、そのことが。感動していても、それを表現する言葉が見つからないときってあるじゃないですか。それがゴリラと僕が経験したことなんですよね。言葉を持っていないから言葉でわざわざ言い表さなくてもいい。だけど、相手が感じていることが自分にも分かるという経験をするんですよね。そうすると相手にすごく近づけるんです。」

「言語に偏り過ぎたコミュニケーションを考え直して、もっと身体的なコミュニケーションを増やして、人と人とが信頼関係を構築することだと思います。一緒に食事をすること、一緒に音楽を演奏したり歌を歌うこと、 ダンスを一緒にすること、スポーツをすること、あるいは共同のボランティア活動に参加をしたりして、身体を共鳴させることです。「身体の共鳴」が、お互いの共感を呼ぶんです。
言葉以外のコミュニケーションを増やすことによって、相手の身体に埋め込まれている気持ちや感情を深く知ることができ、それによって相互理解が深まるんだと思うんです。私たちは今、この戦争がまん延している、暴力がいろんなところで起こっている社会を見直して、新たな共同体、新たな社会というものを創造するために、これまでにはないアイデンティティーの確立を目指さなければならないと思っています。」

実は、茗荷谷クラブの居場所を紹介した時に、遊んでいるだけでいいのか?というような疑問を呈した方もいました。
一緒に体を動かして遊ぶことの大切さをどう伝えればいいのか?といつも思い、やはり言葉に頼らざるを得ないのですが、伝わる言葉を探しています。

私自身は、「身体の共鳴」によってつながりやエネルギ―がもらえていく過程を実感できる、そのことがとても幸せなことだと感じ、日々茗荷谷クラブの活動を楽しんでいます。
皆さんにもぜひ、知って欲しいです。
                                          チーフスタッフ 井利由利