2019年6月21日金曜日

かつどうタイムで「カルボナーラ」を作りました!

■はじめに


今回は活動タイムのご報告です。この活動タイムというのは火曜日にやっている少人数の居場所活動でして、

毎週第二火曜日は「メンバーさんのリクエストをもとにみんなで料理を作って食べる」という活動を行なっています。



今回のメニューは「カルボナーラとミートボール」でした。

生クリームを使わない方法でしたが、あっさり且つ濃厚なパスタと、お肉たっぷりのミートボールをいただきました!



それでは本日の様子をご報告いたします。



■玉ねぎが目にしみる…!


日時は6月12日の15:30に集合。今回はメンバーさん5人、スタッフ2人です。



まずは買い出しをして、早速下ごしらえ。

今回はさほど下ごしらえの量はないので、談笑しながらのんびりと。

とはいえ玉ねぎは目にしみます…。




■時間が余りました


下ごしらえが終わったら早速調理に取り掛かります。

まずはミートボールを素揚げ。これに塩をかけて食べたい!



合間にミートボールのソースをササっと作ります。



今回も作業がサクサク進み、まだ夕食には早い時間。

パスタは伸びてしまうので、次回のかつどうタイムの外出先を話し合いつつ、ちょっと休憩。



そして今回の主役のカルボナーラに取り掛かります。

カルボナーラは生クリームを使うのが一般的ですが、今回は卵とたっぷりの粉チーズでチャレンジ。



加熱しすぎないように気をつけて…完成!




実際に食べてみると生クリームがない分、あっさりしてベーコンの香ばしさが余計に引き立ちます!

コショウの食感もとてもよく、あっという間に完食。


ミートボールもご覧の通り。




市販のお惣菜と違って、大きめに切った玉ねぎとひき肉の食感と香りに、トマトソースの酸味が絡みつきます!

こちらもほど良い量でみなさん完食でした!


■終わりに


というわけで今回のかつどうタイムはこれでお開き。

カルボナーラは本当にあっという間にできるので、これは自宅でもできそうだなと思いました。


次回は「秋葉原散策」です。ジャパニーズカルチャーのメッカをみんなで散策したいと思います。

それでは最後に私の好きなこの言葉で終わりたいと思います。



「叱ってくれる人を持つことは大きな幸福である

By 松下幸之助」



ご観覧ありがとうございました。


農業体験の居場所「かつのうタイム」のご報告☆2019年6月18日

■はじめに



今回は4月より本格スタートした、農業体験の居場所の「かつのうタイム」のご報告です。


いきさつについては過去記事をご覧いただければと思いますが、

火曜日開催の「かつのうタイム」は2回目となります。



1回目はスタッフ一人での孤独な作業でしたが…今回はスタッフ2人とメンバーさん3人でワイワイと楽しく作業できました!

というわけで今回の活動のご報告をいたします。


■14時に茗荷谷出発


日時は2019年6月18日。気になる天気は「ちょっと薄曇り」でした。

茗荷谷クラブに14時に集合して、いざ出発。

今回はメンバーさん3人と、スタッフ1人です。



東武東上線「朝霞台」駅で降りて今回も黒目川を歩いていきます。

4月の時は桜の咲き残りがありましたが、今回はすっかり一面緑に。



季節の移ろいを感じつつも、現地に到着。そこでスタッフの1人と合流。


私は二ヶ月ぶりにきましたが、このように畑らしくなっています!




ここまで到達できたのも、いろんな人のご協力のおかげです。



■今回は色々植えてみました。


というわけで今回のメインの作業は「植える」ことです。

スタッフもメンバーさんも本格的な畑作業についてはよくわからないので、

説明書を見ながら手探りで進めていきます。



今回は、枝豆や近所の方にいただいたネギを植えてみました。




そして近所の湧き水に水を汲みにいき、最後に水やりを。





ここまでで正味一時間。程よくじんわりと疲れが出てきたところで今回はお開き。



■終わりに


というわけで、今回はちょっと暑かったですが薄曇りという天候にも恵まれて、みんなで畑作業を楽しくできました。



畑作業をやると不思議とお腹も減り、気分もスッキリします。

ずっと立ち仕事なのがちょっと大変ですが…来月もご参加お待ちしています!


ご観覧ありがとうございました。





2019年6月18日火曜日

社会参加準備セミナー「はじめてのパソコン講座」のご報告です

■はじめに



ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが茗荷谷クラブでは、居場所や個別相談の他にも「社会参加準備事業」を運営しております。



その中の1つとして年に数回、居場所活動の後の時間に「社会参加準備セミナー」と題して仕事講話や、職業興味に関するテスト、など「仕事」についてメンバーさんと一緒に考えていけるような講座を開催しております。



今回は初の試みとして「初心者向けのPC講座」を開催しました。当日はたくさんの方にご参加いただき、パソコンを使うことの「面白さ」を皆さん体験していたように思います。


というわけで当日の様子をご報告いたします。



■「初めてのパソコソ講座」



5月31日の居場所活動の後に、社会参加準備講座として、初めてのパソコン講座を開催しました。




*画像内のスライドは「パソコソ(ぱそこそ)」になっておりますが、これは「パソコンが本当に初心者の方にも参加していただきたい!」というスタッフの願いをこめて…というものです。


ちなみに、「初めてのパソコソ講座」とは、私達としても初めて開催するパソコン講座であり、またパソコンをあまり触ったことがないような方を対象としたパソコン講座でもありました。



しかし、フタを開けてみると、既に知っていたり、使ったことがあるような方が大半でした。



また、当初の予想では、参加される方は2、3人と思っていたので、6人も参加してくれて良かったです。



さて、内容は主にワードとエクセルでした。



初めてのパソコンと言っておきながら、いきなりワードとエクセルという感じもしますが、今回の参加者からは、これらの要望が高かったようです。



仕事で使う、もしくは使うと予想されるのが、ワードやエクセルだからかと思います。



実際、仕事で使われている方もいらっしゃり、上級者用に用意した会議で使うような資料の作成もしましたが、できちゃう方が多かったです。



相当難しいことを要求されなければ、案外やればできちゃうものです。



文字入力の速度は、初めはゆっくりでも、使っていればそのうちに上がってくることかと思います。



また、今はググれば、ほとんどのことは解決できちゃうような世の中なので、あとは使う頻度を高めて分からなくなったら調べて、の繰り返しで上達していくのではないでしょうか。



色々とバタバタで、参加された方には困惑感も見えましたが(すみません;)、隣同士で教え合ったりしてもらいながら、どうにか終えることができました。



次回の要望を聞くと、パワポを使ってチラシ作りをしたいという意見や、エクセルでマクロを使った...など、あら、レベルが高い!



これはむしろ、パソコン部でも立ち上げて、色々とパソコンをいじくる時間を作った方が良かったりするんじゃないでしょうか。



ということで、次回のパソコン講座も、乞うご期待!

2019年6月11日火曜日

茗荷谷クラブチーフスタッフのコラム&トピックス☆2019年6月11日号

■はじめに


さて先日の記事でお知らせしましたが、6月の「チーフスタッフのコラム」は月2回の更新になります。


なのでこちらの原稿は内容的には、少し前に執筆されたものなのでちょっと記憶を巻き戻してご覧いただければ…と思います。


■安心できる「基地」について


茗荷谷クラブでは、中間的就労や障害者枠を、協力してくださっている企業・団体と進めています。


これらの就労については、毎月茗荷谷クラブのスタッフがジョブコーチとして企業・団体を訪ね、意見交換や、そこで働く人の言葉にしにくい気持ちなどを伝えることをしています。


どこの職場でも、まじめに仕事に取組み、高い評価をいただいています。


先日、企業さんを訪ねお話をさせていただきました。茗荷谷クラブの人たちはほんとによくやってくれるし、職場環境という視点からもこちらの学ぶところがたくさんあるというお話をいただき、とても嬉しく「顔の見える関係」を作っていくことの大切さを改めて実感しました。


仕事をするにあたって働いている方の話を聴くと、非常に神経を使うこと…いわゆる気疲れ、人に気を使ってそのために疲労感が本人も気づかないところで蓄積していくのではないか、


さらに責任感が強く自信が持てないために、より一層頑張らなければならないと思い、いわゆる気を抜くことが難しく、緊張が続いてしまうことなどがあります。


働くにあたっての条件は、その人が今まで背負ってきた過去の大きな荷物を少しはおろすことができていること、


その人が、疲労感をはじめとする身体感覚や、快・不快、焦りなどをはじめとする一般的感覚を意識に上らせることができること、さらに重要なのが、その人の日常生活の中に安心できる「基地」があることです。


ただし、別の見方をすれば、良い職場であれば、就労すること自体がその人の自信をつけ、「基地」となり、上記の条件をクリアに導くことができることもあります。


その両者がうまくかみ合っていけば、自ずと良い方向に向くのではないかと思います。


中井久夫精神科医の言葉を借りれば、就労する場合、その「実験的性格」は大前提になります。「合わないと感じたらすぐ辞めるのが良い」「それで実験のデーターが一つ得られた」「実験は成功です」「世間への義理は私が預かっておこう」と先生は述べています。


とはいえ、企業側の立場もあります。企業・団体側の理解を事前に求めておくこと、私たちとの日ごろのコミュニケーションが大切になります。


理解していただけていること、とても感謝しています。そして、頑張っているみんなにも感謝です。でも、無理はしないでマイペース・マイスペースで行ってくださいね!


■2019年5月のトピックス…一泊二日の春旅行に行ってきました!


今月のトピックスは、何といっても春旅行です。


千葉県の勝浦に1泊2日、総勢31人で行ってきました。気温30度越えの暑い暑い旅行でした。夜は遅くまで皆でしゃべったり、カードゲームをしたり笑顔がたくさんでした!


全員7時半の朝食をいただき、2日目は朝市に行ってから、「サイクリング」「カツオ祭り」「勝浦散策&勝浦担々麺」のグループに分かれて行動しました。


私はサイクリング組で、海風がとても心地よかったです。地図の読めない頼りないスタッフ(特に私)をみんなが助けてくれた旅行でした!ほんとに楽しかったです。ありがとうございました!


■OBの方から短歌をいただきました!


さて、お待たせいたしました!


OBの方から短歌が届きました。しかも長いお手紙もいただきました。


久しぶりにお会いすることができたのですが、いつもこの方の文章は心にしみ、行間も含めて伝わってきます。とても嬉しかったです!ありがとうございました。


それでは本題の短歌ですが、今回は雑誌『NHK短歌』に掲載されたものです!すごいですね!


TVのNHK短歌の番組で紹介された短歌です。テーマは「答え」でした。

-----

♥胸キュン大賞

 駆け出した  三十のペン解答を  書きだす音に満ちる教室 

評:テスト用紙が配られた教室。独特の緊張感に包まれています。そして「解答はじめ」の合図と共に静寂が破られて、一斉に筆記具の音が響きだすのです。

まるで大地を蹴って走り出すかのような筆記具の勢いが「駆け出した三十のペン」によく表れています。「三十」は生徒の人数ですが、数詞をうまく使うことで場面に迫力が備わっています。この歌を読みながら、私も胸がドキドキしてきました。

-----


送ってくださりありがとうございました!


いただいたお手紙には「楽しかったこと、嬉しかったこと、悲しかったこと、悔しかったこと。僕にとって、短歌は今を生きていることの証です」とありました。


さまざまな楽しかった思い出や悲しかった思い出など、全部ひっくるめて今を生きているのだなあと思いました。


その証は人それぞれですね!全部ひっくるめた今の自分を「語る」ことを避けてしまえば、おそらく、現実を意図的に避けることになるのだとあらためて思いました。


今後もクラブでも相談室でも「語る」機会を大事にしていきます。


これからもどうぞよろしくお願いいたします。



■おわりに


というわけで今月は月2回の更新となりましたがいかがでしたでしょうか?


良い短歌ってこんなに短い文字数なのにその情景がありありと浮かんでくるんだなぁ…とこの記事を編集していて改めて感じました。


これからも色々なことを発信させていただきたく思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!


ご観覧ありがとうございました。


2019年6月4日火曜日

茗荷谷クラブチーフスタッフのコラム&トピックス☆2019年6月4日号

■はじめに


いつもご覧いただきありがとうございます。


 今回はタイトルをご覧になって「あれ?」と思った方もいるかもしれませんが、こちらは内容的には5月の記事となります。


このチーフスタッフのコラムは当ブログの中でも人気のコンテンツでありまして「5月はいつ更新されるんですか?」とのお声をたくさんいただいいていたとのことで…。


もちろん原稿はちゃんと届いていたのですが、遅れた理由はスタッフ間の連絡の齟齬でして、お待たせしてしまい申し訳ございませんでした。


というわけで今月は二回の更新となりますので、よろしくお願いいたします!



■セルフコントロールとは?


今年は、思いのほか桜がずっと咲いていて、小石川植物園、北区の音無親水公園に4月にお花見に行くことができました。本当にきれいでした!自然に触れ合うのはとてもいい気分になれます。



3月~4月は、年度末報告や、来年度に向けての運営の話し合いなどもろもろ忙しく、このように繁忙期になると、文字の通り、人としての感情を凍結してしまうなど生き生き感が枯渇するように思え、心も体も健康であるための自己管理が大切と痛感します。



そういえば、前回文京区の家族講演会でお話下さった野島一彦先生は、セルフコントロールの三本柱として、「タイムコントロール、マネーコントロール、ウエイトコントロール」を挙げられました。うーん、難しいですが、心していきたいと思います。



特に自分の時間を自分でコントロールすること、コントロールしていると自分で意識するだけでも違うような気がします。これこそが主体性の回復なのでしょう。自分で自分を管理できているということは、主体性をもって生きていることになります。

 

■ワーカーズコープの座学講話が開催されました!



去る3月29日に茗荷谷クラブ主催社会参加準備グループ座学講話にワーカーズコープ“よいしごとステーション”の室長さんに来ていただきお話をして頂きました。



個人的にもとても素敵な方と思っています。「一人一人に合った生き方・働き方の追及」という私たちのテーマに沿ってお話してくださいました。



ワーカーズコープについてはHPを見ていただいた方が良いと思いますが、誰もが助け合って働くことを大切に、地域の課題を解決していくための事業や運動、活動に取り組んでいる協同組合です。



誰かのため、地域のためになるであろう仕事を見つけ、自ら出資して事業を行うものです。



「こんな働き方があったんだ…」とメンバーの方もとても興味を持たれた方が多々いらっしゃいました。それぞれの方の積極的な働き方、生き方を応援できるといいなと思っています。

 

「働く」というと「働かされる」という意識を持ちがちですが、自分がここで「働く」とそう決めた時点でそれはすでに自己決定であり主体性を持った行為であると意識することが大事ではないかと思います。



何かをさせられている・・・・という意識を持つと何事も色あせ、つまらなくなりますが、そこに行くと決め、行動をした時点でそれはもう誰でもない自分が主体的に選んだ行為であると意識してみましょう。



自分で働きやすくしていくという意識を持つことです。ですから辞めることも自分が決めていいことなのです。



茗荷谷クラブは平成30年度、延べ利用者数 2,945名となりました。昨年度より500名ほど多ことになります。また新たに始めた事業として、寄付パンフレット作製、女子会、カフェ、文化祭、(株)デジタルハーツとのコラボゲーム大会(ぜひ、ブログ覗いてください)、農園事業があります。



すべて自主参加が基本となっています。みなさんが、自主的に参加できる「コミュニティづくり」、「様々な社会資源の拡大・つなぎ目を増やす」、「その人に合った居られる場としての働く場のオーダーメイド開拓」を令和の年、頑張って行きたいと思います。



■2019年4月のトピックス…赤羽公園でフリマに出店しました!



去る4月14日(日)は、赤羽公園でフリーマーケットを行いました!



雨が降るかと思われましたが、曇りで過ごしやすく、とても気持ちの良い公園での1日でした。朝早くから荷物運びを手伝ってくださったメンバーの方々、本当にありがとうございました!



また、日曜日ということもあって、たくさんのOBの方も来てくださり、懐かしい顔を見られて本当によかったです。合計20名のメンバーさんとスタッフ7名が集まりました。純利益 26,785円です。活動費に充てます。



品物を数々送ってくださった皆様、本当にありがとうございました。


今年度、たくさんの寄付金をいただきました。お礼の気持ちを込めて、使途報告書を送らせていただきます。



平成が終わり、令和元年度となります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。



■終わりに

というわけで内容は少し前の出来事を中心にお届けしましたが、これを読みながら振り返ってみると五月は新元号になり、どことなく”節目”の空気が流れていたなぁ…などと思い返しておりました。


令和の時代に入り、こちらのコラムともども新鮮な気持ちでこれからも様々なことをお届けさせていただきたく思います!


それではご観覧ありがとうございました。