2022年4月29日金曜日

朝霞の畑の、始まりのお話

皆さま、はじめまして。
朝霞の畑スタッフ大川です。
今年度より、こちらで畑の様子を月一で、ブログにてお伝えすることになりました。

初回ということもあり、今回は朝霞の畑がどうして始まったのかを簡単に紹介したいと思います。

話は、とある方から耕作放棄地を紹介されたことから始まります。

話を聞いて現場に行ってみると、草ぼうぼうの荒れ放題で何かを育てる状況ではありませんでした。
そこからみんなで雑草を引き抜き、木の根を掘ってはノコギリで切り、を何度も繰り返し、なんとか開墾していきました。
その時にお手伝いしていただいた方々、ありがとうございました。

ここで個人的な想いを話すと、南米に行った際に見聞きした、戦前戦後に移住された日系人の方々のことを時折、頭に浮かべていました。
ジャングルの大木を斧やノコギリで切り倒しながら開拓していった風景を想像しながら、それと比べものにならないほどちっぽけな開墾作業を大変な思いでしている自分。
日系人の努力に畏敬の念を抱きつつも、憧れの念も覚えつつ…。

話しを元に戻すと、少しずつ開墾を進めながら、可能な範囲で畑っぽいことを始めてみて、色々な野菜も育て始めました。
長年放置され土の養分が保たれていたのか、肥料もあまりやらずとも意外と簡単に育ちました。

そんなこんなで、25mプール2個分ほどの大きさの畑の半分ほどが開墾され、畑として何とか利用できるくらいになりました。
簡単に書きましたが、ここまでで1年半ほど過ぎました。

そして、ここで話が急展開し、今までの努力が白紙に戻される事態に。
そう、農地が売られることになったのです。

おいおい、聞いてないよ…。
まさかこんなに早く話が変わるとは思ってもいなかったです。
野菜も植えちゃってるしどうしよう。
せっかく畑をやってきたけど、もう終わりか。

など考えていましたが、顔なじみの農家の方が空いている農地を紹介してくださることになり、またもや話が急展開し(今度は良い方に)、今の農地に移ることになりました。
遊牧民さながら、遊農民。次は何処に…。

新しい農地も、前の農地から歩いて1分のところだったので、エッサホイサと力持ちのSさんと小屋をかついでいったのを思い出します。

と言うのが、2020年の終わりから2021年の始め。

そして、2021年は引越作業から始め、また色々な野菜を受けつつ、年の後半には井戸掘りを開始しつつ、早くも1年が過ぎて行ったというところです。

そして、最近はもう一つ畑を借りたりして。

最後のところ、話を端折り過ぎですが、長くなりそうなので簡単にこれまでの畑の経緯をご紹介しました。

このままでは現在の畑の様子が全く伝わらないと思いますので、最後に少しご紹介です。
今は、サトイモ、ジャガイモ、サヤエンドウ、ネギ、ニンニク、キウイ、ダイコン、ニンジン、ソラマメなどを植えています。
夏野菜の播種も始まりました。

最近の畑の様子になります。


次回からもツラツラと畑の様子などをお伝えしていきます。

ではでは、また。

大川

2022年4月26日火曜日

女子だけのボードゲーム大会

こんにちは!

4月の女子会は"ボードゲーム大会"でした。

少人数での開催だったので、ゆっくりお話しながら遊ぶことができました♪

そのひとつとして神経衰弱をしたのですが、開けたカードの場所を忘れて「さっきのどこにあるっけ〜!」と嘆いたことも…

何はともあれ想像以上に盛り上がりました!

茗荷谷クラブ内にはまだまだ数え切れないほどのボードゲームがあります。
果たして全てのゲームで遊んだことがある人はいるのでしょうか…?

ボードゲーム大会の他にもいろいろな企画を考えていきますので、ぜひ女子会に足を運んでみてください(^^)


茗荷谷クラブスタッフ

かつどうタイム

こんにちは。

かつどうタイムの報告です!
今年度初めてのかつどうタイムは神田明神と秋葉原に行きました。

久しぶりに秋葉原に行きましたが、道端に可愛いメイドさんが沢山立っていて癒されました♡

私は王道なアニメしか知らないので、メンバーさんに色々と教えてもらいながらお店をまわりました。

かつどうタイムは普段の自分であれば、行かないような場所に行ったり、知らないものに触れたりすることが出来るのが醍醐味の一つかなと思っています!

次回のかつどうタイムは新宿の花園神社、紀伊国屋書店、家具屋のアクタスに行きます。
皆さんのご参加をお待ちしております。

夏のように暑くなる日も出てきたので皆さんも体調を崩さないようにお気をつけください。


茗荷谷クラブスタッフ

神楽坂施設の最近の社会参加活動

こんにちは。
今回は、神楽坂施設の清掃活動の近況をお伝えします。

神楽坂施設では、①清掃アルバイト、②ボランティア(2時間の中間的就労)、③介護補助ケアサポーターのお仕事をいただいています。

①清掃アルバイト

清掃アルバイトは、この4月から、新しく1名が参加されました。現在、5名の方がアルバイトに入っています。
1回3時間のアルバイトで、午前10〜13時、午後14〜17時までがあります。
作業内容は利用者様の居室の洗面台とトイレ清掃になります。
居室に入る時には、あいさつして入ります。利用者の居場所に近いため、時には、利用者の方から感謝の声をいただくこともあります。大変ありがたいことです。
トイレの汚れは、アルカリ性なので、酸性の洗剤を使うとよく落ちるそうです。使用には注意が必要ですけれど(酸性洗剤を使うことに、皆さんも賛成いただけますか?ガッテン)。

②ボランティア

清掃ボランティアの参加メンバーさんは、2021年度に引き続いて、4名の方が入っています。
ボランティアの方は、フロアと階段の乾拭き、モップ拭き、ほうきでちりを取る作業です。
フロアや階段清掃も、落ちにくい汚れもあります。時に洗剤を使いながら行ってくれています。(スゴイです!)
アルバイトの方の指導やサポートを受けながら、始めています(ご指導ありがとうございます。メルシーmerci!)。
現在は、アルバイトの指導の方がおられない時にもきちんと作業をしていただいています(素晴らしい!)。
みなさん、真面目に取り組んでくれていて、本当に頭が下がります(ペコリ)。
利用者の方や職員の方と顔を合わせることが少ない活動ですので、気が楽という面もありますが、反面、ありがとうと言っていただく機会も少なく、ちょっとさびしいかもしれません。ですが、いつもありがとうございます。(ダンケdanke!)

③介護補助ケアサポーター

それから、清掃以外の仕事として、ケアサポーターという仕事があります。
午前9時から午後3時までの長時間の仕事です。
介護系の資格がなくても大丈夫で、利用者様の食事の後片付け、テーブルやその周りの清掃、ベッドメイキングなどの仕事があるようです。直接に利用者様との交流もあり、感謝されやすいかもしれません。
始めは、教えていただきますが、基本は一人で行う作業です。現在、1名の方が入っておられます。


活動を行っている場所が高齢者施設ということもあり、コロナウイルスへの対応はきびしいようです。体調が良くない場合は、仕事はお休みしていただくことになっています。
職員以外に、地域に開放されていた1階の交流スペースは、現在も、利用できない状況です。利用者様へのご家族の面会も、難しいようです。現状ではまだまだ油断できない状況です。

ですが、清掃やケアサポーターは、施設にとって、エッセンシャルワーカーとして重要でなくてはならない仕事です。
大変な中での作業ですが、清掃活動のメンバーさんも体調に気をつけながら、これからも無理のないように作業をお願いします。


脳科学的には、清掃が行き届いていると、頭の中もスッキリ整理されて、新しい発想などが浮かびやすくなると言われます。

お坊さんも毎日、必ず掃除をしています(朝早くから見ていないので本当か分からないけれど、自分にはとてもできないです〜)。
掃除の意味は、神仏への礼儀以外に、場所やモノ自体への感謝もあるそうです(私はまだまだ感謝が足りないです〜)。

関心のある方の見学も受け付けています(告知、広報中)。
これからも、よろしくお願いいたします。

茗荷谷クラブスタッフ 倉島

2022年4月25日月曜日

第17回 ゆったりカフェレオン

こんにちは☻

前回のゆったりカフェレオンは“大大富豪大会”でした!

中央のテーブルを囲んで、わいわい盛り上がっていました♪
まさかの2種類のトランプを使っての対戦だったようです…!

奥のテーブルでは、大人のお絵描きやお話をしてゆったりと過ごされていました。

同じカフェ空間ですが、それぞれ違った過ごし方ができたようです。

これからも今回のように「それぞれが自由に過ごせる場所」を作っていきます!


さて、次回5/2のカフェレオンは“コーヒーを楽しもう2”です!
GWの合間の平日、コーヒーを味わってゆったり過ごしましょう♪

詳しくはこちら↓
ゆったりカフェレオン

ご来店お待ちしております!

茗荷谷クラブスタッフ

2022年4月22日金曜日

茗荷谷クラブ4月SSTプログラム

こんにちは!
タヌキは日本以外では珍獣だと、最近知ったスタッフです!(みなさんご存知でしたか?)

今日は、4月のSSTの時間に行われたプログラムをご紹介します!

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■悩みオープン■

参加者の方々が抱えているお悩みを紙に書き出してみました。
テーマは“対人関係”です。

スタッフも一緒に悩みを書き出します。
悩んでることは数多くあれど、いざ書くとなると…う~んとみんな紙とにらめっこしていました。

書けたあとはグループに分かれて、誰のお悩みか分からないように(でも自分の悩みだと公表するのもOK!)みんなで共有しました。

スタッフとして参加してみて、「自分と同じ悩みを持つ人ってやっぱり結構いるんだなあ」とか「そんな風に悩めるって素敵かも…」とか、いろいろな発見のあったプログラムでした!
自分の悩みをみんなで聞いてもらうことも新鮮で、良い時間を過ごせたなと思います。

■ドリームキックオフ■

「今期のSSTがこんな風になったらいいなぁ…」と、それぞれで考える時間を作ってみました。

前回に引き続いたテーマで、“対人関係がこんな風になったらいいなぁ”と考えたり、“水曜のSSTをこんな風に過ごせたらいいなぁ”と想像したり、あるいは、“全然関係ないけど…”と、自由な方向に思いをはせたりしつつ…。

最後は皆さんから出してもらった意見をホワイトボードに書き出して、「いいかも」と思った意見に投票していきました。

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SSTの時間でやってみたいことや過ごしてみたい時間を、参加者さんからもスタッフからも聞いて、今期もSSTが素敵な時間になると良いなと願っています!

皆さんのご参加をお待ちしております!

茗荷谷クラブスタッフ

2022年4月18日月曜日

お花見に行きました!

こんにちは。

4月も後半になり、あたたかい日が増えてきました。
2022年度最初のほっとスペースでは、茗荷谷クラブの近くにある植物園でお花見に行ってきました。

植物園内にはたくさんの桜が咲き誇っていて、スマホを取り出して写真をパシャパシャと撮るメンバーさんの姿も。
青空のなか桜吹雪も舞って、素敵な景色を見られました!


春らしいプログラムができて、大満足の一日でした。

茗荷谷クラブスタッフ

2022年4月11日月曜日

第16回 ゆったりカフェレオン

 こんにちは!


今年度初めてのカフェレオンは、“春のプレイリスト”でした!


春らしい桜や出逢い、旅立ちを歌った曲を聴きながらコーヒーを味わいました♪


奥のスペースではイントロクイズも始まり、次々と正解を出す方も…!

想像以上に「さくら」というタイトルの曲があることに驚きました(°O° )


みなさんにとっての春の曲は何でしょう?

好きな曲を聴きながら散歩に出かけるのも楽しいかもしれませんね♪



次回、4/18のカフェレオンは”大大富豪大会”

果たして大富豪になれるのでしょうか!?


詳しくはこちら↓

ゆったりカフェレオン


ご来店お待ちしております!


2022年4月8日金曜日

チーフスタッフのコラム【2022年4月】

新しい年度に入り、別れと出会いの季節となりました。
様々な出会いのある中で、「別れ」もあり、「別れ」はつらいものですが、人生にはつきものですね。

『くまとやまねこ』という絵本があります(湯本香樹実文・酒井駒子絵)。
私は、酒井駒子さんの絵がふわっとしていてなんとも優しく癒されてとても好きです。偶然この絵本を手に取りました。
何度読んでも涙が止まらなくなります。

ある朝、くまはないていました。なかよしのことりが、しんでしまったのです。

から、この物語は始まります。

小鳥が死んで、くまはそっと小鳥を木箱に入れて持ち歩きます。ほかの動物たちは木箱の中の小鳥を見てみんなこういいます。
くまくん、ことりはもうかえってこないんだ。つらいだろうけど、わすれなくちゃ
クマは自分の家のとびらに中から鍵をかけ、ひきこもってしまいます。

ある朝くまはよい天気に誘われて外に出ます。そこでやまねこと出会います。

きみはこのことりと、ほんとうになかがよかったんだね。ことりがしんでずいぶんさびしい思いをしているだろうね
くまはおどろきました。こんなことをいわれたのは、はじめてです。

やまねこはバイオリンをもっていて、「きみとことりのために一曲えんそうさせてください」とバイオリンを弾き始めます。
バイオリンの音色を聞いてくまは、ことりとの思い出をたくさん思い出します。
くまはなにもかもぜんぶ思い出しました。

そしてくまはことりを日の当たる場所にうめて、
ぼく、もうめそめそしないよ。だって、僕とことりはずっとずっと友だちなんだ
と言ってやまねこと旅に出ます。

人には思い出す力があり、そうしている限り、いつでもその人とずっと一緒に居られるのだと思います。


コロナやウクライナでたくさん人が死んでいます。本当に悲しいです。
アガンベンの言葉を紹介した國分功一郎さんの一文を思い出します。引用します。

今、死者たちが葬式もなされぬままに埋葬されている。人々はそれを受け入れ、驚くべきことに教会ですらそれについて何も言わない。しかし、死者が埋葬の権利を持たない社会、死者の権利を踏みにじる社会において、倫理や政治はどうなってしまうのか。そもそも、生存だけを価値として認める社会とはいったいどんな社会であろうか。-アガンベンはこう問いました。」(『コロナ時代の哲学』大澤真幸×國分功一郎より)

死者をきちんと埋葬する…死者の権利を守ることが私たちの生につながっています。
「別れ」の儀式も大切です。


茗荷谷クラブのメンバーの方々がちゃんとお別れの儀式をしてくれました。
色紙いっぱいのみんなの言葉、お別れの品々…どんなに嬉しかったことでしょう!
クラブを辞めていくスタッフへの感謝の気持ちと今後の活躍を祈らずにはいられません。
ありがとうございました!

チーフスタッフ 井利由利