東畑開人さんの「カウンセリングとは何か―変化するということ―」を読みました。
とても面白かった!がまずの感想です。ぜひおすすめします。
一番感銘を受けたのは『謎解きとしてのカウンセリング』です。
謎解き…なんかワクワクするし、異世界から日常へのつながりを冒険するような危険と隣り合わせだったり、「心の揺らぎ」(著者の言葉)を経験しながら目的地へ向かっていく感動があります。
まず、謎解きという言葉をチョイスしたことが、すごい!と思いました。
そこで、今回は「謎解き」からインスパイアされたことを書きます。
いつものように電車に乗って職場へ向かう…前を歩いている人の歩みが遅すぎて追い越すには人が多すぎて電車に乗り遅れそうになる・・よく見たら歩きスマホをしてるじゃないか!イラっとする。蹴とばしたくなる…しないけど。
今日はやけにイライラするな、そんなこと気にならない日もあるのに・・・なんで今日はこんなにイライラするんだろう?
イライラした自分にイライラして不機嫌になる。これは良くない。
そこで謎解きだ。なんで?寝不足?疲れてる?もちろんそうだ。ずっと寝不足だし。
仕事が終わって帰ったら夜11時なんてざらだし。そう、疲れている。
だからこんなにイライラしているんだ。言葉にして意識化できた。つまり、謎が解けた。
なんかすっきりした。
だからしょうがないじゃん。「しょうがない、しょうがない」とつぶやいて自分を許す。
さあ、気を取り直して出勤だ。
ここで整理してみると、
ポイントの①は、まず、自分の気持ちに気づくこと―この場合はイライラしている自分の気持ちだ。そしてイライラしている自分に対してイライラしていることに気づく。これはある程度意識していないと気づけない。意識化する。イライラの多くは実は自分に対してなのだ(なのに人にあたってしまう)。とても大事なポイントだ。
ポイントの②は、謎解きだ。自分の気持ちに気づけば、謎解きに入れる。謎が解けると前を向ける。
ただし、謎解きをしようとすると、多くのネガティブな出来事が芋づる式に出てきてしまうこともある。これは危険信号なので、いったんやめたほうがいい。誰かと一緒にやるカウンセリングが必要かもしれない。自分の危機の度合いが評価できる。
そしてポイントの③、自分を許すこと、だ。これがいちばん肝要。謎解きができなくても①から③へ飛んで「しょうがない」と自分を許すこともできる。
日常的に危機状態(著書では心の非常時)にあるとしたら、例えば、同じことを何度も繰り返してしまうとか、どうにも不安や恐怖が取れないとか、どうしても意欲がわかないとか、どうしてそうなのかわからない、どうしていいかわからないなどがあって、謎解きをしてみようと思ったら、カウンセリングを受けてみるのも方法の一つだと思います。
最後にひとつ、東畑さんはこうも書いています。
「カウンセラーの最も重要な仕事は、自己と心の世界のどの部分を、どれだけ変化できるか/させるかを判断することにあります。これを間違えて、心のせいじゃないものまで心のせいにしてしまうときに、カウンセリングは暴力になってしまいます。」
歩きスマホをしている人がやっぱり良くないですよね!
さて、茗荷谷クラブに着いて「今朝さあ~」とスタッフやメンバーさんに話すとイライラもどこかへ飛んでいきます。やっぱり人に聞いてもらうのが一番ですね!
*****
ゆったりスペースのクリスマス会。
メンバーさんの手作りのクリスマスツリー!
なんて暖かく素敵なんでしょう!大いに盛り上がりました。
チーフスタッフ 井利由利


0 件のコメント:
コメントを投稿