2025年1月16日木曜日

「共感と合意」~チーフスタッフコラム 2025年1月

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

忘年会やら新年会やら、改めて話したり、笑いあったり、楽しい時間があったり、普段会えない家族がお正月に来たり、年末年始はやはり大事な節目であると思いました。
皆さんはどんなお正月でしたか?

年末に、本田秀夫先生の「年代別 発達障害の支援 思春期の支援」と言うユーチューブを見ました。とても分かりやすくてお勧めです。
その中で「共感と合意」と言う言葉が出てきました。今回はそのお話しをしてみようと思います。

「支援」とは何か?
支援と言う言葉は、何か違和感を感じ、好きではないのですが、外部に向ってひきこもりについて話さなければならないときには、使わざるを得ず、何と言えばいいのか?いい言葉が見つからない…とずっともやもやしながらいました。

「支援」と言う言葉は「力を貸して助けること」と言う意味だそうです。
何か、力のある者が力のない者を助けるというニュアンスがあり、いや、力のない人たちじゃないし‥とカウンセリングをしていても、居場所で一緒に活動していても、いつも感心したりリスペクトしたりすることが多いし!

もちろん、発達心理学的に言えば、アイデンティティの獲得が思春期の課題であるのですが、発達とは、その人のペースで、その人なりの花を咲かせることです。
具体的には、誰もが、自己選択し、自己決定し、自己実現に向かう成長へのプロセスにあるというのが「発達」です。

その際に大事にしたいのが「支援」ではなく、「共感と合意」。
本田先生すごいなあ!です。目からうろこでした。
話を聴いて、わからなければ何度でも何度でも話を聴いて共感できること、そして互いに合意していくプロセスが大切です。

やりたくてはじめたはずなのに、つい自分でノルマを課してしまいがちになり、それがしんどくてできなかったり、もっと~しなければのこだわりから過剰適応になりうつになって動けなくなったり、自己選択、自己決定はとても難しいです。
でも一緒に共感しながら試行錯誤に付き合い、そして、頭の整理と情報提供ができれば・・・せめてそれがあれば…と思います。

熊谷晋一朗氏がこう述べています。
『障害者の自立生活運動は、依存先を親や施設以外に広げる運動」だといいかえることができると思います』と。
熊谷氏は「支援」ではなく「自立生活運動」と述べています。
「自分依存」(誰も信用できない、自分が頑張るしかない、人になんか頼れない)ではなく、仲間や人の依存先を増やし、関係を広げることを目指していくこと、「支援」ではなく「共感と合意」をあたりまえにできたらと望みます。

眠いよーと言っているうちのネコ。
見てたら私も眠くなりました・・・。


チーフスタッフ 井利由利

2025年1月9日木曜日

よつば庵ブログ 2024年12月

よつば庵は、40歳以上の年代の方が集まって、おしゃべりや調理する居場所です。
2024年度5回目は、12月1日(日)でした。
調理の日で、水炊き鍋、うどん、たい焼きを調理しました。今回、やっと写真を撮ることができました。雰囲気を見ていただければと思います。

※写真のスタッフはコワモテに見えるかもしれませんが、ダジャレ好きなナイスミドルです!

まずは食材を皆さんで調理し、完成した料理を食べてから、自己紹介をしました。
自己紹介後、そのまま、食べながら雑談しました。寒い時期には、身体が温まる鍋が一番な気がします。

お問合せはメール、お電話でお願いします。初めての方も、久しぶりの方も、お待ちしています。
メールアドレスや住所が変わった場合、ご連絡ください。ご案内のチラシをお送りします。郵送が不要な方もお知らせください。
なお、チラシやはがきでの郵送のご連絡は、郵送費の関係で、ご希望の方のみにさせていただきたく、よろしくお願いいたします。

次回は新年1月26日(日)、16時半から、調理はなしの回になります。
ではまた、お会いしましょう。